映画〔アメリ〕で勘違いしていたこと。つーかデュファイエルって誰だよって話。
一応ネタばれ注意。
内気なまま暮らすのも彼女の権利だ
人間には人生に失敗する権利がある。
勘違いしてたのはこの台詞。
この台詞を言ったのは絵描きのお爺さんだと思ってた。
なんて無責任な台詞なんだと思ってた。
内気なまま暮らし、綺麗に失敗した私の人生をどう処理してくれるんだと思ってた。
でも実際は違った。
実際の台詞はこう。
不当な干渉だ 赦し難い
デュファイエルの奴
アメリの自由だ
夢の世界に閉じこもり
内気なまま暮らすのも彼女の権利だ
人間には
人生に失敗する権利がある。
ちなみに、デュファイエルは絵描きのお爺さんの名前。
この台詞は
爺さんに「小細工なんかしないでストレートに告白しろよ」
と言われたアメリが、現実逃避しているシーンに出てくる。
この台詞を言うのはアメリが観ているテレビの俳優なんだけど、どう観てもアメリの心の声です。妄想です。
なんで当時これが分からなかったのかが謎。
結局、アメリはデュファイエル爺さんにもう一度背中を押されて、気持ちを伝えてラブラブハッピーエンドで映画は終了。
みんなが良い映画だって言う理由がやっと分かった。
最後にデュファイエル爺さんが最後にアメリに伝えたメッセージ(ビデオレター)。
わしだよ
可愛いアメリや
お前の骨はガラスじゃない
人生にぶつかっても大丈夫だ
もし お前がこのチャンスを逃したら
やがては
お前の心は わしの骨のように
乾いて脆くなってしまうだろう
さあ
彼を捕まえるんだ
あれだよね。
勘違いしてたのは私のせいだしさ。
失敗するのを知ってて内気なままでいたのも私のせいだよ。
でもね、この台詞、私の心が乾いたガラスになる前に知りたかったな。