飛べるくらい軽くなりたい

飛べるくらい軽くなりたい

来世は蝶々に生まれたい。そして一生青虫で居たい。

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・コメントブコメ大歓迎です。
・個人的に読んで欲しい記事
出張が楽し過ぎたのでセミ1セミ2下戸の愚痴綿棒

出張が楽しすぎたので仕方なく愚痴を書く_第1章_新幹線と高ハスさん。

あらすじ。

・3連休は工場に出張。

・前の担当者(田中さん)がめちゃくちゃトラブってるらしい。

・飛行機に乗れなかった。悲しみ。

 

前記事。

ilaa.hatenablog.jp

 

という訳で日を跨いで9月17日になりました。

社畜である私はもちろん始発の新幹線で新大阪を目指します。

 

あなたは新幹線の座席ってどっち側の人ですか。

こっち側?それともそっち側?

私は通路側が好きです。

指定席取る派の人なので(空いていれば)二人掛けの方の通路側を取ります。

ところが昨日の夜に指定を取ったので今回の私の席は三人掛けの通路側。

前後左右は全部埋まってる。

三人掛けの真ん中じゃなかっただけよかった。と自分ファイト。

ここで可愛く「よしっ!」って言って小さくガッツポーズとかしたら完全に乙女。

※の文字が走って来たのでこの話題はやめます。

 

新幹線に乗り込んだら私の席後ろ向いてる。

進行方向と逆を向いてる。

あれれ?反抗期かな?

 

どうやら先に乗ってた高校生(多分)5人組が向かい合わせに座るために席を回したみたい。

これやってる人、修学旅行以外で始めて見た。

いやまあ、彼女達の気分は修学旅行だよねきっと。

 

どうしたらいいのか分からず立ち尽くす私。

あれ?私の席が窓側?しかも逆向き?あれ?ってなってたら、

どうやら私に気が付いてくれた高校生。

すぐ席を戻すのでとか言ってる。

いやいやいやいや。

席を戻しちゃ駄目じゃん!お前らの思い出のあれがあれしちゃうよ?いいの?

あれ?それ、私のせい?あれ?駄目じゃん。駄目に決まってるだろ。うん。だめ。

だけど私は進行方向を向いて。通路側がいい。

 

ここでひらめく。私天才。そして即提案。

進行方向を向いて通路側の席に座っている子が私の席と交換してくれるなら、席戻さなくていいよって。

やばい、神。私はゴッド。

女子高生軍団も即納得。私も納得。

席を交換して安住の地を手に入れた私はイヤホンを耳に突っ込み、ナップザックを抱いて即寝る体勢に移行。

心の中で自分に語りかける「お休み自分。」乙女ちっく。

ああまた※が走ってくる。

 

寝ようとするけどやっぱり女子高生の声が耳に入ってくる。

心地よい囀り。その中で、ひときわ私の心惹き付ける声がするの。

 

どうでもいい告白なんだけど、多分ね、私、声フェチなんだよね。声フェチ。

特定の声を聞くと、癒される、元気になる、もっと聞きたくなる。

女の子の声はキンキンしないくらいの高温でちょっとハスキーな声が好き。

これ、命名、高ハスねイントネーションは高橋と一緒。

あとちょっとゆっくり目に話す女の子の声が好き。あくまで声。

高ハス+ゆっくり目 の良いところはね「あぁー」とか「えぇー」みたいなどーでもいい相槌まで可愛いこと。

頭のてっぺんからつま先までぜーんぶ可愛いの。あくまで声のな。

あとは怒っても可愛いし、泣いても可愛い。でも一番可愛いのはテンション高いとき!

高ハス+ゆっくり目最高!絶対鼻血でる。うそ、絶対は嘘。多分我慢する。

 

ちなみに今回の高ハスさんは私の真向かいに座ってる女の子。

これはもうイヤホンなんて付けてる場合じゃないよね。うん。外した。

イヤホン外した瞬間女子高生グールプに静寂が訪れる。

うるさいって怒られると思ったのかもしれないし、何こいつ人の話聞こうとしてるの?

みたいに思われたかもしれない。

でも、さすが高ハスさんは格が違った。空気なんて読まずにハイテンションでしゃべり続ける。可愛い!

しかもハイテンションなのにゆっくり高ハスだからゆっくりしかしゃべれないの。天使か!

 

30分くらいかなそんな感じで目を開けたり閉じたりしながらボーっとしてたの。

ナップザック抱きしめて、そこに頭乗せて。

高ハスさんの声に癒されながら。

 

そこでトイレに行きたくなった。

もっと高ハスさんの声を聴いていたいけど彼女の声じゃ私の尿意を止められない。

だって、高ハスさんは魔法使いなんかじゃない。彼女は天使だ。

そっとナップザックを席に置いて立ち上がる。

高ハスさんは相変わらず空気が読めない。

「あれ?」と言って私をみる。「どこ行くの?」っていう心の声がダダ漏れである。

仕方が無いので「ちょっとおしっこ行って来るね」と私が言って歩き出すと、「私も一緒にいいですか?」という高ハスさん。ちょっと不安げな高ハスさん。

よく無いわけが無かろうて。

「じゃあ一緒に行こっか」と言ってMAXの愛想笑顔を高ハスさんに向けてから再び歩き出す。

席からトイレへのちょっとの時間。ここで間を持たせられないのが私の業。

でもそんな空気さえ物ともしない高ハスさん。

ちょっと笑いながら「あの、顔にリュックの跡付いてますよ?」だって。

天使レベルたっけー。かわいい。

女子用のトイレが空いていたので先に譲ってあげた。

誓ってやましい心があった訳は無い。念のため。

高ハスさんが出てきたから「先に戻ってて」と言って入れ替わりでトイレに入る私。

やっぱり新幹線のトイレの「シュゴッ」っていう音は怖い。あとでで高ハスさんに癒して貰おう。

そう思いながら、ドアを開けるとなんとそこには高ハスさんが。

私「待っててくれたの?ありがとう」

高「いやー、どっちから来たか分からなくなっちゃって」(ハニカミスマイル)

うん。瞬時に癒された。この子ちょっとアレなのかな?と思ったけど天子だから問題ない。あー「天使」ってそーゆーのじゃないからね。念のため。天が私に遣わせた癒しの申し子って意味だからね。錯乱。

 

二人で席に戻ると女子高生4人に「おかえりなさーい」と言われる。

私はもう死んだのだろうか、っというかいっそここで死にたい。

隣に座った女の子にポッキーを貰ってしまった。

これが俗に言うモテ期というやつだろうか。

食べ物を貰ってしまった以上自己紹介をせねばならぬと思い。

「ありがとう。私はilaaです。あなた達は観光?」って言ってみた。超自然。

「あ、はい、5人で」みたいな会話が続くかと思ったそのとき。

高ハスさんがその本領を発揮する。

「やっぱり、ilaaさん女の人だったよ」と。ニコニコと。

フリーズする女子高生一同。

 

一応説明するけどこの件は、高ハスさんが悪いわけじゃないのですよ。

むしろ悪いのは私。ハーフパンツにTシャツに半そでのシャツを羽織って、靴下はくるぶしまでの短いやつ。靴はスリッポン。髪の毛はちょっとだけ色を入れただけのベリーショートだし、化粧はしてない。そしてカモ柄のナップザック。化粧はしていない。ああ、あとオッパイは全部姉に取られた。アクセサリーは右手の目立たない指輪だけ。あとGショック。四角くて黒いやつ。もちろんオッパイは無い。

ほら、男だか女だか分からなくても高ハスさんは悪くない。

しかし、まあ声で気が付いてほしかった。

念のため聞いてみる「どこで女だって分かったの?」と。

そしたら高ハスさん「さっきの顔めっちゃ可愛かったんです」だってさ。

多分作り笑顔のことなんだろうけど。マジなんなのこの子天使過ぎる。

これで「女子トイレに入ったから」とか言われたら私はもう死ぬしかない。

だって新幹線の女子トイレって男性だって入れるじゃん?みたいな。

 

車内販売が来たので呼び止めてJK集団に何か食べる?と聞いてみる。

遠慮、というよりそれ以前に何を売ってるのかすら知らない模様。

とりあえず私が新幹線のアイスが美味しいことを言うと全員それにしてた。素直で可愛い。

かっこよく一万円でお会計。っていうかおろしたばっかで万刷しかなかった。車内販売のお姉さんごめんなさい。

「冷たくて美味しいです。」これが高ハスさんの感想。アイス初めてかな?

ちなみに高ハスさんの本名は高橋さん。うん。高ハスさんが後付け。

 

話を聞くと5人はUSJに行くために夏休みに皆でバイトしてこの連休の為にお金を貯めたのだそうだ。えらい。

ということは降りる駅まで一緒なのかと歓喜

ぜひとも今日と明日くらいは雨が降らないことを願う。

 

誰だったっけかな。高ハスさん以外の女の子は良く覚えていない。

一人顔が可愛い子がいたけど根元さんだっけかな?諦めよう。

うんJK4人+高ハスさんということで。

そのJK4の1人がilaaさんは何しに大阪まで?と聞いてくる。

痛いところを付いてくる。普通に仕事で行くと言えばいいだけなのだが、私の格好が格好だ。いくらなんでもラフすぎる。あやしい。

そんな時に口から出たでまかせ。「ポルダリングの練習に」意味不明である。

それでも納得してくれるJK4。純真すぎる。大阪の町で悪い兄ちゃんに捕まらないことを祈る。

JK4の一人が安全のためにと言ってお守りをくれた。本当に出来た子達だ。

仕方がないから大阪の馬鹿共に買ってきた中華街で売ってるお菓子をあげる。

それ以外にも皆で食べられそうなお菓子を全部あげた。

なんか遠慮してたけど渡してしまった。

 

そうしていると望んでもないのに着てしまう大阪、私が忌むべき町、大阪。

改札までは一緒にいって改札を出たところで手を振って分かれた。

 

もちろんトラックは来ていない。

速攻で田中さんに電話をかける。電源を切っているか以下略。

仕方がないので田中さんの上司に電話をかける。

出てはくれたが状況を理解していないらしい。本当に全員切腹して欲しい。

埒が明かないので最後の手段。

上司に電話をする。

やっぱりキットの改造が終わっていないようだ。

とりあえず向こうから連絡あるまでここで待機しますね。と伝えて電話を切った。

彼らの仕事は彼らが完結すべきだ。それが責任だと思う。っていうか触りたくない。

 

さぁ夢の時間は終わった。

私は漫画喫茶へと向かった。

 

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