インターネットで命を救う(笑)。そう思っていた時期が僕にもありました。

　私の通っていた大学には情報系の学科がありました。私は電子系の学科だったので殆ど関わりがありませんでしたが、その学科ではたまに実験の被験者を募集していて、その時の謝礼が2~3時間で5千円とかなり高額だったので、出来るだけ参加するようにしていました。内容は脳波だけでスーパーマリオを操作したり、脳波だけで車椅子を動かしたり、ウォーリーを探せをの絵を見せられて画像解析プログラムと競争する等々、興味を惹くものばかりで「この学科は楽しそうな研究をしてるんだなー」と思っていました。もちろん、プログラム音痴な私には到底理解できるような研究ではありませんでしたが。

　そんな運びで、修士論文発表会も聴きに行ったりしていました(卒業論文発表は非公開なので)。別な学科の修論発表なんて聞いても大して意味など分からないのですが、自分が被験者になっている研究の発表は妙に親近感が沸いて面白かったです。ただ、修論とは言っても発表者はピンからキリまで居るわけで、上記の様に面白い研究をしている人もいれば。毎日、花にベートーベーンの曲を聞かせて写真を撮りました。というだけの、小学生かよ！と突っ込みたくなる発表もありました。

　個人的に一番面白かったのが"草の根ネットワーク"の研究です。と言ってもマルチとか変なサークルの研究じゃなくて、本当に草の根っこの研究でした。研究内容はパンジー(だったと思う)の苗をたくさん買ってきて円形のとか長方形のプランターに植えます。そして、その中の1つの苗だけに微小電圧をかけると、(10mVpp,10hzの矩形波だったと思うけど忘れた)周りのパンジーの根っこが電圧をかけた苗のほうに伸びてくるという研究です。研究が進めば街路樹の根っこが歩道を盛り上げちゃう問題とかを解決できるだろうと言っていました。発表者は博士課程に進むと言っていたので、研究が順調に進んでいれば、もうすぐ実用化されるかも知れません。

ーーー閑話休題ーーー

　そんな数ある研究テーマの中に。"インターネットで命を救う研究"というのがありました。発表者が言うにはもうすぐ自殺しそうなメンヘラさんはブログを書く習性があるそうです。二階堂さんとか南条みたいに。二階堂さんは2年近くブログをやっていましたし、南条さんも1年くらい投稿を続けていたはずなので個人的にはその時点で「んん？」となったのですか、そこは主題じゃないのでスルーします。発表者はボランティアを募りメンヘラさんのブログにポジティブなコメントを書きまくったそうです。その結果、たくさんのメンヘラさんの命を救うことが出来たとまとめていました。普通、ブログなんて数ヶ月から長く続いて数年なんだから追跡調査なんて事実上不可能で、10年後生存率どころが1年後生存率すら確認できないじゃん。と当時はものすごく馬鹿にしていたのを覚えています。

それを踏まえた上でこの画像をこれを見て頂きたいのです。(自演じゃないよ)

正直に言います。

これ、素直にうれしいです。

あーこういう褒め方されたら、もう少しくらい生きてもいいかなーって気分になります。うん。

あのときの発表者の方、馬鹿にしてごめんなさい。

効果抜群です。

あとaaaさん。頂いたコメントを記事のネタに使って申し訳ないです。

正直迷いました。

かわいいって言われたことに対してコメント返そうか放置しようか。

返そうか放置しようか迷った挙句、ネタにさせて頂きました。

本当に申し訳ない。

あ、あとファンタオレンジ100セット購入よろしくお願いします。

追記

誤解されるとあれなので書いておきますが私は別に死にたいとかとそういう人ではありません