〔映画〕イップ・マン 葉問 原題:葉問2 を観た感想。
まず始めに言いたい事があります。
ネタバレ注意。
あと邦題。
イップ・マンと葉問は同じ意味です。
人の名前。中国人だから。
漢字で書くと"葉問"。
カタカナで書くと"イップ・マン"。
要するに邦題。
原題のほうが分かりやすいってどういうことよ。
原題は 葉問→葉問2 死ぬほど分かりやすい。
邦題は イップ・マン序章→イップ・マン 葉問 死ぬほど分かりにくい。
第2章でいいじゃん。いいじゃん。
って思ったけどよく考えたら序章の次って第1章だよね。
なんか納得した。多分邦題付けた人も悩んだんだろうなって。
文句言ってごめんなさい。
本当にごめんなさい。
潔く謝ったところで、感想。
前作が日本軍に抑圧された中国の町の中で、日本人と中国人の対立が描かれていたので、ちょっと思うところがありながら見ていました。
でも日本軍への表現は大分柔らかくしてあって、悪者は日本軍の参謀一人に押し付けて、日本軍の偉い人とイップ・マンの武道対決とかは綺麗な試合だったと思います。
かなり日本人へ配慮されている印象でした。
そして今作。
舞台は(日本軍から逃げて)香港へ。
当時の香港といえば、イギリスの植民地。
イップ・マンは英国人ボクサーと闘います。
日本人が絡んでないので純粋に楽しめました。っていうのもどうかと思うけど本音。
そして思いました。
この映画、ロッキー好きな人なら絶対好きだと。
私もロッキー大好きなのでこの映画も楽しめました。
ただ、今作は英国人が汚く描かれている気がします。
汚職英国人警官が幅を利かせていたり。
中国拳法vsボクシングの構図なのに、試合の途中でいきなり「キック禁止な」っていってみたり。
中国の師範を試合でとはいえ死なせちゃったり。
しかもこれ、偶然打ち所が悪かったとかじゃなくて、明らかにロープダウンしている師範をボクサーが殴り続るんですよ。それはもうボコボコに。
確かに、死んじゃった師範もロープをつかんで必死にダウンしないようにしてるんですけど。中国拳法の為にって言って。
死ぬまで殴らせる英国人レフリーとかどうよって。
散々殴って床に転がした後にレフリーが最初にしたのが瞳孔と脈の確認ですよ。
これらのシーンに関しては英国人への風当たりが強いなーと感じました。
確かに逆境があって、その中でヒーローが勝つから面白いんだろうけど。
確かに最後にイップ・マンが勝ってスカッとしたけど。
前作での日本軍の表現とはかなり違うなと思いました。
これは私が日本人だからなんでしょうか。
気になったのはそこの描写だけです。
後は頭をカラッポにしても楽しめる映画でした。
分かりやすいって意味でね。いい意味だよ。
ロッキー好きな人はぜひ観てみて下さい。